【まほやく】ミスラへの愛が止まらない

魔法使いの約束、通称まほやくにドップリはまりつつある私ですが、私の推しはなんといってもミスラです!

オーエンと並んで話が通じなさそうなミスラ!

どうやら超美形らしいのに、その美形が言動に全く生かされていないミスラ!

目の下のクマと赤いくせっ毛が某マイクコンテンツの誰かをなんとなく連想させるのだけれど、中身は全く違うミスラ!

なぜミスラにこんなにハマっているのか、ミスラがかわいくて仕方ないのか自分でもよく分からないのですが、腹の奥からふつふつと湧き上がる「ミスラがかわいい、ミスラたまらない」という気持ちを抑えきれなくなったので、ここで吐き出そうかなと思います。

※ネタバレ盛りだくさんです。ネタバレしたくない人は回れ右!

北の魔法使いミスラ

まあ今さらと言われてしまいそうですが、ミスラのプロフィールをざっと。

北の魔法使いで、非常に強力な魔力を持っていると思われる魔法使い。

その魔力の強さはオズも認めるところで、オーエンと互角。

いつも敬語の丁寧な言葉遣いだけれど、中身はぶっ飛んでいて常識がまるで通用しない。

悪食で消し炭が好物。ホタテの殻もマドレーヌと同じ形だったからという理由でバリバリ食べるけれど、さすがにそれはあまりおいしくなかったらしい……。

身長:187㎝

誕生日:2月8日

魔道具:水晶のドクロ

特技:死者や死体を操る

得意なこと:水泳、空間移動魔法、土着魔法

苦手なこと:集団行動

ストーリーの中に「ミスラの顔のつくりが端正だ」という賢者のモノローグがなかったら、どこが端正なのか全然分からないミスラなのですが(絵だけで言えばアーサーがダントツで美形だし、その次をいきそうなのがヒースとかシャイロックだし)、口調は丁寧なのに言っている内容が全然丁寧じゃないところとか、北の魔法使いに共通するぶっ飛んだ考え方、そしてCVを担当している高橋広樹さんのなんともいけない気だるげな口調がなんか、刺さるんです!!

ミスラにとって、ブラッドリーよりオーエンのほうが付き合いやすい

多分、どこかのスポットのストーリーで出てきたのだと思うのですが、

ミスラが「ブラッドリーよりオーエンのほうが使いやすい、いつもニコニコしているから話しかけやすい」と言っているエピソードがあって、賢者が(えっ?)と思う、というエピソードがあって、それがもう如実にミスラを表してるなあと思って、好きなんですよね。

オーエンのは「ニコニコ」じゃなくて、絶対「(悪意を隠さない)ニタニタ」なんだけど、それがミスラには「ニコニコ」になっちゃう。

で、相手の顔が笑っているから話しかけやすい、付き合いやすいって思っているというところが、衝撃的だなと。

他のほとんどの人には見えてるところが見えていない、気にしてない。

ミスラの特異性が分かるとともに、寂しさも垣間見えるエピソードですよね。

だって、相手の中にあるどす黒いものがミスラには分からない。これって、常にそういうどす黒いものを持っている人(魔法使い)とばかり付き合ってきたってことなのかなあって。

北の魔法使い全体がそうなのかもしれないけど、双子とかブラッドリーにはまだ、普通の人間っぽい感性があるのに、ミスラとオーエンにはそれが欠如している。

オーエンの悲しい過去は(確か)メインストーリーでちらっと出ていて、ちょっと想像したくない感じに悲惨だったのですが、ミスラもそういう感じなのだろうか……と思うと……

ミスラという人物に、急に深みが出てくるんですよ。

オズ的には、自分の次に強い魔法使いがミスラ? でも逃げ足も早い

中央の国の既知の遺跡のスポットエピソードだったと思うのですが、

賢者がオズに「オズもマナ石を食べたいと思うか」と尋ねたとき、

「石を食べることに興味はないけれど、ミスラくらい強い魔法使いの石だったら食べるかもしれない」

というようなことをオズが答えていて、

それを読んだときに

オズですら認める(いくぶんでも脅威に感じている?)のがミスラなのか、と思いました。

メインストーリーだったかどこかで、「ミスラとオーエンの力はほぼ互角で、2人がやり合うと決着がつかない、ブラッドリーが肩入れした方が勝つ」というエピソードがあって、「そうなんだ」と思っていたのですが、オズの発言を見る限りでは、オズ的にはミスラのほうが上だと思っている……?のかな?

でも、メインストーリーが始まる前の大いなる厄災との戦いでは、

途中でミスラが「これはヤバいですね」と言ってさっさといなくなった、とブラッドリーが言っていたので、

そういうところはすごくミスラらしいなあと。無理しない、がんばらないところが。

ミスラほどの力のある魔法使いが「ヤバい」と思って逃げた場面で、

ブラッドリーは「南の奴らは大丈夫か」と気にかけているし

ブラッドリー曰く「オズと双子がいなければどうなっていたか」なので、オズと双子は最後まで戦ったんだろうし

ファウストは死にかけてるし

なのにミスラはさっさとずらかっているという。

これ、現実にチームメイトだったら心底嫌だし軽蔑する案件ですが、お話の中なので、そういうミスラのキャラクターもまた「いい」と思ってしまいました。

部屋で柔軟体操してるの、かわいい

ミスラって、部屋で柔軟してるんですよね!

親愛エピソードにも書かれていたかな?

私が気づいたのは、魔法舎の「魔法使いの部屋」でミスラの部屋を訪れた時ですが、ミスラが「今、柔軟をしていたんです。終わるまでそこで立っていてください」っていう時があるんですよ。

か、かわいい~~~!!!!

絶対柔軟なんてしそうにないキャラなのに、なんで、なんで!?

なんで柔軟してるの!?

そして「そこで立っていてください」っていうあたりも、すっごくミスラでもう、キューンと来るんです!!!

そもそも、身長187㎝の柔軟とか、ちょっと見たいじゃないですか!!!!

開脚してからだを左右に伸ばしたりとかするのかな!?

エビぞりとかするのかな!?

見たい~~~!!

絶対かわいいよ、ミスラ。

魔法使いのなかで、一番からだが柔らかいのがミスラだったらたまらないですよね!!

でもあんなに柔軟やってるのに信じられないくらい硬かったら、それはそれでおいしいけどね。

親愛ストーリーが切なすぎて泣いた

料理を振舞いまくると解放される親愛ストーリーでは、ミスラの思いがけない過去が明かされていて、それもまた胸を締め付けられました。

そしてミスラが最強に可愛くて、シナリオライターさんにホント感謝でした。

あれって都志見さんが書いたのかな?

きっと違うんだろうけど、でも本当に良かった!!!

 

渡し守をしていたというミスラには、実は家族がいなくて、昔は自分も周囲の人間も、魔法使いではなく人間だと思っていたということが書かれています。

そして、そんな身寄りのないミスラに与えられた仕事が渡し守で、死者を舟に乗せて運ぶ仕事でした。

渡し守の仕事は卑しい仕事だと思われていた、とミスラが語っていたので、

日本でいうと部落差別とか、インドだとカーストのダリットだとか、そういうのを思い浮かべてしまいました。

多分村の中でも「触れたらいけない人」とか「話しかけてはいけない人」という扱いを受け、ずっと孤独だったのだろうと思います。

 

ミスラは湖のそばに住んでいたので水泳が得意とのことですが、ミスラがいたのは凍てつく北の国で、湖もすごく冷たかったはず。ミスラは何度か冷たい湖に落ちておぼれかけて、自己流で泳ぎを見つけたのではないか……と、そんなことまで考えたらもう、かわいそうでかわいそうで。

ミスラのいう水泳は、私たちが想像する楽しい水泳とは早い水泳とは全然違うものだと思うのです。

 

そんな中、ミスラはチレッタと出会い、チレッタから魔法を教えてもらって強い魔法使いとして開花するわけですが、

ミスラがチレッタを評した言葉がとても美しくて、意外で、もうその言葉を目にした瞬間に涙でした……

詳しくは、ご自身で親愛ストーリーを開けて読んでみてください。

 

チレッタは多分、ミスラのことを好きだったと思うんだけどな。

悲しい生い立ちゆえに情緒が欠落しているミスラは、たぶんチレッタの思いには気づかなかったし、自分の思いが何なのかも、自分で分からなかったのではないかと思います。

 

それもまた、寂しい……

 

でも寂しいミスラの人生に最初に色を付けてくれたのはチレッタだし、そこからチレッタの息子たちと関わるという「つながり」を得ることができたので、チレッタはいろいろな意味で、ミスラを孤独から救い上げてくれた人なんだろうと思います。

ミスラの魔道具である水晶のドクロをミスラが手に入れたエピソードもすごく良くて、ドクロを欲しがったミスラの気持ちとか、それを自分の子どもで魔法使いであるルチルとミチルに残すのではなく、ミスラにあげることを選んだチレッタの気持ちとなんかを想像すると、2人は恋人同士ではなかったけれど、ある意味それ以上の深くて濃いつながりがあったんだなあと……

たまりません。

絶対、チレッタの夫はミスラに嫉妬したよね。ミスラの存在を知ってたとすれば。

ミスラの名前はイラン(ペルシャ)神話の「契約と友情の神」

まほやくに出てくる魔法使いの名前は全て由来があり、ファンの皆さんがそれぞれ元ネタを探して「これだと思う」というものを発表されています。

ミスラは芥川龍之介の小説「魔術」に出てくるキャラクターですが、この小説自体がペルシャ神話をもとにして書かれたと言われており、ペルシャ神話に出てくるミスラは、契約と友情の神です。

さらに、光と太陽の神格を持つ、まさに陽の神様。

「魔法使いの約束」のミスラとは正反対……のように思えますが、ミスラの芯の部分は、もしかしたらそうなのかもしれません。

例えば、南の国に生まれて人々から大切に扱われる子ども時代をすごしていたら、ルチルやミチルのような性格になったのかも。

現在のイランはイスラム教シーア派が多数を占める国ですが、ゾロアスター教の聖地が残っています。ミスラが登場する神話は、イスラム教が広がる前のもののようです。

ミスラの呪文「アルシム」の意味

まほやくの魔法使いたちの呪文にも「意味」があるのだそう。

調べてみると、ミスラの呪文「アルシム」は比較的単純で

ミスラ(Mithra)⇒ (反対から読んで)Alhtim

になります。

さきほどの神話の話になりますが、ミスラという名前は「契約」を意味するそうで、

ミスラがチレッタとの約束(契約)によってルチル・ミチル兄弟を守ることになった(しかもミチルには世界をひっくり返しそうな伏線がある)と考えると、なんかすごく意味深かも……。

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